ダイワのリール ファントム シリーズ
80年代 バスに熱くなってた人たちには
馴染みがある方も多いと思う。
自分もその一人で お世話になっていた。
その中 自分が一番好きだったのが ファントム トーナメントEX-20
シリコンガイド、チタンラインガード、カーボン一体型フレーム
無接点電磁誘導ブレーキ(マグサーボ)、オートキャスト機構、
極めつけのゼロフリクション レベルワインド。
当時の最先端の技術と素材が使われていた 定価30000円の高級リール。
クラッチを押すとパカッと開く レベルワインドに 心奪われた(笑)
父親の持ってた1984年のカタログを 毎日の様に眺めてた。
当時 家の近所に 釣船屋さん等に生餌の卸売が主な 釣り具屋があって
一般向けには ダイワの釣り具だけ置いてあった。
バスハンター、バルサミノー、リブンシケーダ など ここで購入した。
それ以外には 買えるハズのないEX-20を 毎日のように見に行ってた。
今思うと迷惑なガキだが お店の御主人にも奥さんにも 可愛がって貰ってた。
ちなみにコイツらは 海外向けのPTA-33
国内向けEX-20の綺麗な物は あまり売りに出ない感じだが
PTA-33は 海外で沢山売れて タマ数が多いのか?
良く見かけるので 綺麗な物を見つけ易い。
国内向けと何処か違うのかよ! って?
右カップ&フレームの印字 左カップマグサーボ部のメモリ&印字
ハンドルノブが木目調と黒 ドラグホイールの印字有り無し
ハンドルナット&リテーナー&ビスの色 右カップを止めてるビスの色
レベルワインド上部ポストの色 シリコンガイドの色と
結構 違ってるが 普通の人には そんなもん 一緒じゃ!
どうでも良いわい! って感じだろう(笑)
初めて自分が購入したベイトリールは
プロキャスターPMA-33SL
左ハンドルの 黒くてチョット安っぽいEX-20って感じ。
宣伝も広告も無かったが 初夏のある日
別の行きつけの釣り具屋に置いてあった。
EX-20は定価30000円だが こっちは13800円
10000円位で売っていたので
貯めておいた 洗車のバイト代&お年玉の残りで ギリギリ手が届く。
ゼロフリクション レベルワインドに侵されていた自分は
黒で左巻きなのも関係無く即 飛びついた。
当時 流行し始めてたフリッピング 向けに
左ハンドル&フリッピングレバーを搭載し登場した
ダイワ初の左巻きベイトリールらしい。
翌年1985年のカタログに 左巻き専用 フリッピング メソッドを存分に発揮!
と掲載されてた。
動画を撮ってみた。
汚いオッサンの手は無視して
パッカっと開くレベルワインドに注目。
昨日リールが届いた。
コンピューターリール PT-10E
ゼロフリクションレベルワインド&オートキャストに コンピューター搭載の凄い奴!
これからはデータの時代!と 西山さんが宣伝していたのを思い出す。
当時 自分は そんは物 必要ないだろ~ 不格好だし欲しくないな~
と買えもしないのに思ってたが オッサンになって今更 買ってしまった(笑)
コイツは海外向け物で 説明書は英語。詳しい使い方は判らないが
ラインの太さと巻き数をセットして投げてみると
投げた距離がftで表示され 測ってみたら かなり正確だった。
時代的に当然な組み合わせだが リールが異常にゴツくビミョーな感じ・・
パーミング側が 出っ張ってるが スプールまでの高さは
以外と低いので悪くは無いかな・・
まぁ投げた距離が判るだけでも結構楽しい(笑)
何と言っても パカッと開く ゼロフリクションレベルワインド!
同ボディのEX20(ゼロフリクション)と SS-20AC(ノーマルレベルワインド)
を投げ比べするとノーマルレベルワインドは レベルワインド部に かなりの抵抗を感じ
ゼロフリクションは抵抗なくラインがスムーズに出て行くので
実際 効果はあると感じるし 特にピッチングなんかで
軽く打つ時の伸びは かなり違いがあるように感じる。
トラブルが多かったのか 強度不足を懸念してか
1986年登場のファントム Zero GS-10 , 15 トーナメントSS-10 , 15 で
消滅してしまう事になるが 自分には最高のギミック!
今も昔も 大好きなんだな~