仕事が立て込んで
ルアー作りをするどころでは無く
正月も仕事になりそう・・
と言いつつ 突然だが 30年以上前に
ソフトルアーの中で 一番最初にバスを釣った
隣の区にあった 釣り具屋は
マンションの一階にあり2店舗に分かれてて
右の店舗がルアーコーナーだった。
自分らの様な 客にならないクソガキにも
嫌な顔しないで 相手をしてくれる店員さんが居て
その お兄さんのご厚意で ゲーリー フラグラブを購入する事になった。
面白くない釣り方かも知れないが 牛久沼行ってるなら
この時期 ほぼ確実にバスの顔が見れる釣り方があるよ!と
お兄さんが 教えてくれたのが フリッピングだった。
今 いくら持ってる?と お兄さん。
800円だけど 何で?と 自分。
よし!カラーは おまかせだよ!と言って
確か新しく入荷したばかりだと思った ゲーリー フラグラブ ツインテール の
パッケージを開けて2ケ取り出し(4ケ入り?で1000円近くしたと思う)
2個とも ブラシガード付きジグヘッドを装着して
一昨日 牛久沼で良い思いしたのが コレだよ!
2個で500円だけど フリッピングを試してみる?って。
フリッピングのやり方や狙い所など 詳しく教わり
大喜びで ジグヘッド付きゲーリーを2個購入させて貰った。
こりゃ~大漁だぜ!って もう釣れた気分になってた(笑)
今思うと 大手量販店で そんな事して良かったのかいな?
30年以上経った今更 思う。
夏休みな事もあって 善は急げで即釣りに。
この釣りにはボートが必要だが 電車賃すらロクに無いので
家にあるゴムボートを持って行こう! と。
だがポンプ等の装備を含めると20kg以上あるので
クソでかいトートバック風 収納バックを Y君と二人の間で
片肩ずつ掛けてバスと電車を乗り継いで行く事にした。
アホガキ共の乱暴な釣行を耳にした叔父が
と言っても 俺が秘密兵器持って牛久沼行くって自慢したのだが(笑)
早朝 釣りしてから仕事行くので 乗せて行ってやるよ! と
行きは 車で乗せて行って貰える事になった。
叔父のおかげで 朝一番
まだ薄暗い時から 釣りが始められた。
フィリッピング ロッドじゃなくても
普通のベイトタックルで ぜんぜん良いから
そ~っ近づいて 葦スレスレに丁寧に落として行けと お兄さんの教え通り
落として行くと程なくして 着底直後 ゴン! と来た!
スゲー引きで上がって来たのは44cm!
いきなり自己記録更新のバスが釣れて大喜び。
ボート漕ぎを俺に交代して 暫くしてY君も38cm。
また交代して俺35cm てな感じで 釣れ続いて
途中から数えるのも サイズを測るのも止めたが
Y君が釣った46cmを筆頭に30尾以上釣れた!
今では考えられん(笑)
アホガキ2人 暑くて我慢できなくなると
パンツ一丁になり 何度も沼に飛び込んでたので
キッタネ~し 泥臭いし クソでかい荷物持ってたし
当時 電車とバスで 運悪く周りに居合わせてしまった皆さま
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
今まで経験した事の無い スゲ~釣果に
クソ重いボートとタックルを持って
電車&バスで2時間以上掛かる帰り道も
気にならない程 2人とも興奮してた
翌日 Y君は前日の過労でダウン(笑)
俺はチャリンコ漕いで お兄さんに報告に行った。
興奮しながら昨日の事を報告すると
凄いじゃん!良かったな~と
お兄さんも自分の事の様に喜んでくれた。
お兄さんが教えてくれたフリッピングは
今までの 怪しい所に投げて巻いたら釣れた~ よりも
更にシビアに 居るであろうピンスポットを狙い撃ちして行って
ルアーと共に沈んで行くはずの糸が止まったり 横に動いたり
そのバイトに対して合わせを入れたりと
よりテクニカルで攻めてる感じが堪らなかった。
釣りの面白味が少ないどころか より刺激的な部分が多かった!
その後 何故か お兄さんと顔を合わすことが無くなったが
TB主催のスーパーカップに出場してTBに載ってたり
一方的には顔を見かけてた。
それから時は30年以上流れ
先日 ヤフオクに出品されてた
古いTBの表紙に お兄さんの名前を見つけて
リアクションバイトした。
自分の11歳年上で 当時 同区に住んでいたことが判明。
現在は 大手釣り具屋の偉い人に なっているとの噂。
釣りもしてる様なので もし何処かで会うことがあったら
お兄さんは覚えてないと思うが もう一度ちゃんとお礼を言いたいな。
懐かしさに火がついてフリッピングしてみたくなった(笑)
当時使ってたのと 同じリールは所有してるので
それに合いそうな ファントム CWB-762MHFを入手した。
当時は6ftのスピードスティックだったが
7.6ftのフリッピングロッドを用意したし
ツインティーズ フラグラブ でも釣りたいぞ~ って
古っちい道具いじくりながら 今日も妄想フィッシング(笑)